近畿大学図書館司書課程の振り返り
最後の振り返り
前の記事にて司書資格を修得した旨ご報告申し上げましたが、最後に、近畿大学図書館司書課程での学びについて、総括をします。
成績結果
修得した科目の成績は下記の通りです。
5701 生涯学習概論 優 80点(2014.11.2地方会場受験)
5702 図書館概論 優 90点(2015.10.18Web受験)
5703 図書館情報技術論 優 80点(2014.11.2地方会場受験)
5704 図書館制度・経営論 良 70点(2015.2.8地方会場受験)
5705 図書館サービス概論 優 86点(2015.2.8地方会場受験)
5706 情報サービス論 優 100点(2015.5.31地方会場受験)
5707 児童サービス論 優 80点(2015.7.19地方会場受験)
5708 情報サービス演習 優 95点(2015.8.1スクーリング最終日)
5709 図書館情報資源概論 優 80点(2015.9.20地方会場受験)
5710 情報資源組織論 優 81点(2015.5.31地方会場受験)
5711 情報資源組織演習 優 80点(2015.6.21スクーリング最終日)
5803 図書館サービス特論 優 95点(2015.9.20地方会場受験)
5804 図書館情報資源特論優 優 80点(2015.10.18Web受験)
図書館司書資格修得までにかかった費用
① 学費
100,000+30,000+3,500=133,500円
(初期納入)+(1年間の学籍延長)+(追加履修登録)
② 科目終末試験の受験料
500円×11科目=5,500円
③ スクーリング受講料
8,000円+15,000円=23,000円
(「情報資源組織演習」本校スクーリング)+(「情報サービス演習」学外スクーリング)
④ スクーリング教科書代
2,160×2冊=4,320円
※「情報資源組織演習」、「情報サービス演習」
⑤ スクーリング・科目終末試験受験交通費
33,000円
合計:199,320 円
学籍更新をせず1年間で全科目履修し、スクーリングを会場スクーリングにしていたら、6万円ほど節約できていました。
近畿大学がウェブサイトで提示している学費の目安通りかと思います。
◆「学費について|通信教育部概要|近畿大学通信教育部」
http://www.kindai.ac.jp/tsushin/guide/expense-3.html
学習の感想
テキストを読んでいて気になったこと
通信教育ということでテキストを自分で読み、学習をしていくわけですが、テキストの内容が古いなと思うことが多々ありました。
例えば、大学における情報リテラシーに関して、日米を比較するために引用されている例が20年も前のものだったり…。情報利活用の技術も、大学業界も20年もあれば大きく変わっているのに、こんなんで大丈夫なんかいな、と思った箇所でした。
また、図書館司書課程が図書館司書の専門性を担保するためであるという前提のせいかもしれませんが、偏った意見が多数見られたのが気になりました。
特に偏ってるなーと思ったのは、「サブジェクトライブラリアン」についてです。
テキストではサブジェクトライブラリアンの必要性が何度も説かれていましたが、デメリットはあまり載っていませんでした。レポートを書くにあたり、他の資料やウェブ上の記事を見ていると「サブジェクトライブラリアンは害悪だ!」といった内容を言い切るような専門家もおり、驚いたことを覚えています。
また、十分な根拠が見いだせない、テキスト作成者の感覚だけで語られている箇所が多いことにしばしば気持ち悪さを感じました。
悪いことばかり述べましたが、そういうテキストばかり、ということではなかったので…。でも、概して満足度は高くはありませんでした。
試験・成績
試験は全て一発合格で、成績も悪くはなかったと思われます。会場受験の場合には、事前に回答を作成し、頭に叩き込んでいけばなんとかなりました。
スクーリング
過度の期待をして臨んだのがまずかったのですが、別にリアルタイムで聞かなくてもいいかな…という感想を持ちました。詳しくは、過去の各スクーリングについての記事をご覧ください。
事務の支援
勉強を進める上で、事務的な質問事項が出ることがあったのですが、事務の窓口取扱時間に電話をかけることが難しかったので、何度かメールで質問をさせていただいたことがありました。
その際には、一両日中に丁寧なお返事をいただくことができ、大変助かりました。
おわりに
以上、いままでの学習の総括をしましたが、なんだか愚痴が多くなってしまいました。笑
ただ、私は近畿大学の通信教育課程で勉強をしましたが、他の大学の図書館司書課程も大して変わらないんじゃないかしら、と勝手に思っています。
自分が利用できるところは利用して、違和感をもったところは他の情報源にも触れてみるということが大切であるということを学んだ気もします。
以上で、近畿大学図書館司書課程についての記事は終了です。
おつきあいいただき、ありがとうございました!